リノベーションなら、床を張替えという選択をしてみる
リノベーションをどこにしようか悩んでいるなら、床の張替えがおすすめです。木材のような単板と複合フローリングとがあります。複合フローリングとは複数の木材を組み合わせて表面に木の薄板を張り付けたものをいいます。一般的に単一の木材である無垢と呼ばれるフローリングのほうが木材の持ち味を生かすことができ、統一感がうまれますし全体的に温かみを感じさせてくれます。費用も合板よりも高くなるのが普通です。
しかし合板でもペットを飼っているご自宅では滑らない、匂いが気にならないといった工夫をしているものもありますし、足音を吸収してくれる防音効果の高いものなど用途に応じて選ぶことができるのが魅力となります。薄い板を張り付けている形になりますので、キズや傷みが目立つことになりますし、ゆがみが生じる可能性も高いことは否定できません。
無垢の床に張替えてせっかくリノベーションを完了したのに、トイレではアンモニア臭がついてしまったり変色したりしてしまったというトラブルが発生することもあります。ワックスを塗布することでキズがつきにくく光沢も持続させることができますが、天然木としてのそりが生じてしまう可能性もあります。せっかく床の張替えをしてリノベーションするなら家全体を同じ床材にしたいと思うのが普通ですが、場所や用途によって素材を吟味することも必要になります。