ダイニングを新しくされる時はリノベーションのチャンスです
かつて昔は台所は竈と言われおり土間にありました。火を使うことから食事の用意は土間作り、出来た料理を居間まで運んでいたのです。この習慣は住宅の間取りに依然として残っておりました。女性が食事の支度をするので、台所の部屋が設けられ、男性は入るべからずと言われた時代もあったのです。ところが、料理に必要な火を薪からガスになり、更に電気になるようになって女性の台所仕事が変わってきました。
台所からダイニングに変わり、最初のリノベーションが行われました。料理を作る部屋でダイニングテーブルを置いて食事をするようになったのです。今まで一人でいた女性の部屋に家族が集まり居間のような雰囲気になってきたのです。料理を作って運ぶ手間もなくなりました。出来たものを子どもたちが一緒になってテーブルに並べてくれるようにもなりました。また、食事が終わると片付けも同じ要領となり台所のシンクへと洗い物を運ぶ手間もずいぶんと軽減されるようになりました。
住宅というものは、一度建てたものをそう簡単に作り直すことはできません。ダイニングとして作られた部屋はあくまでもダイニングなのです。居間と同じような機能を持たせようと思えば大きく改修するリノベーションが必要になります。特に、ダイニング改革はメーカーも進化しており、システムキッチンが登場したことでリノベーションする家庭が多くなりました。